いよいよ、大会が始まりました。1試合目は勝利を収めるも終盤の終盤に集中力を切らせて失点。2試合目では高い実力を持つコンサドーレ札幌との対戦となりましたが、高い個の能力を前に力の差を見せつけられました。海外での試合を通して、選手が個々に試合の振り返りを行いました。

予選リーグ第1戦vsビンフックFC

試合結果

5(2-0/3-1)1

Starting Lineups

【GK】金子

【DF】横田、糸日谷、藤平、小野寺

【MF】宮﨑、矢口、三浦、達本、駒田

【FW】平山

交代

矢口→鬼木(15分)宮﨑→神田/達本→田中/駒田→鈴木/平山→三浦(HT)堀越→佐野(40分)小野寺→太田(40分)

得点者

駒田(6分)、平山(13分)、三浦(40分、50+2分)、鈴木(66分)

選手振り返り

糸日谷翼(和光ユナイテッド川崎FC)
 ベトナムに来て最初の試合だったのに、自分のミスから失点をしてしまった。日本人なら出てこないところに足が出てくるし、予想外のプレーに何度もやられてしまったので、しっかりと対応してこの借りを返したい。

鈴木大登(FC川崎チャンプジュニアユース)
 自分たちがボールを保持している時間が長く、DFからの多くの縦パスが入っていたが、トップ下の味方選手と被ってしまうことが多かった。試合中にコミュニケーションを取って改善していきたい。また、相手チームのプレスが速かったためプレースピードをもっと上げる。しかし慌てずにプレーをしたい。

金子拓磨(川崎アズーロ)
 1試合目は、立ち上がりは良かったが、後半に集中力が切れ失点につながってしまった。

太田哲史(NPOエンジョイSC U-15)
 立ち上がり、前からプレスをかけてボールを奪うことができていた。気が緩んだ時に、相手に裏を取られていらない失点をしてしまった。個人としてはもう少しインターセプトの回数を増やしたい。

宮﨑悠斗(和光ユナイテッド川崎FC)
 個人としては、中ドリが巧くいった印象があった。その結果アシストもできたし、起点に慣れたシーンもいくつかあった。また、中に当ててもう1回受けたり、自分で突破したりボールを奪ったりすることができた。反省点としては相手の足が届く位置にボールを置いてしまうことがあったということです。あとは自分で決められるように積極的にシュートを狙っていきたいです。この試合でのチームの課題としてはシュートを決めきる力や無駄なミスをしないことだと思いました。これがしっかりやれれば強いチームにも通用すると思いました。

予選リーグ第2戦vs北海道コンサドーレ札幌

試合結果

0(0-2/0-3)5

Starting Lineups

【GK】金子

【DF】横田、糸日谷、藤平、小野寺

【MF】宮﨑、矢口、三浦、達本、駒田

【FW】平山

交代

駒田→鈴木(HT)、達本→田中(HT)、矢口→豊田(40分)、糸日谷→村井(40分)

◆得点者

なし

選手振り返り

糸日谷翼(和光ユナイテッド川崎FC)
 前半の最初は前からのプレスが利いていてとてもうまく攻められていたけれど、相手の個の力にやられて前半で2失点してしまったところが力の無さを感じた。また、後半の一番取られてはいけない時間に点を取られてしまったので、自分の力の無さを改めて感じました。

鈴木大登(FC川崎チャンプジュニアユース)
 いつもと同じプレーをしていたら、簡単にやられてしまう相手でプレーを変えなければいけなかった。中でも、トップ下の選手とのかかわりをもっと増やすことでもっとうまくできたと思う。

太田哲史(NPOエンジョイSC U-15)
 強い相手に対して、立ち上がりは守備を頑張れていたためチャンスも何度かあったが決めきれず失点してしまった。相手は個の能力がすごく高く、同じポジションの選手を見て球際の強さや判断力を身につけないと勝てないなと感じた。 個人として、試合に出る時間は少なかったが、特に2試合目は相手がすごく強かったのでとても多くの事を学べた。明日以降も見て学ぶこともしていきたい。

佐野秀斗(NPOエンジョイSC U-15)
 コンサドーレ札幌は昨年度の全国少年サッカー選手権大会で準優勝しており、普通にやっては敵わない相手でした。僕と同じボランチのプレーヤーは、足も速くボールの取り方も上手くて、見習うところが多かったです。今日はベトナムに来て初めての試合でした。格上の相手にどう戦うのかを考えました。相手の嫌がるプレーを率先してやることに決めて試合に臨みました。負けてしまったがいい経験ができました。

達本幸正(FC川崎チャンプジュニアユース)
 前半の5分くらいまでは、全体的に対等に戦えていた。また守備も継続して行えていた。攻撃時に焦ってしまったのと一瞬のスキを突かれて失点をしてしまった。個人としてはボールを受ける回数が少なかった。

村井亮太朗(NPOエンジョイSC U-15)
 試合前にも話があったが、自分たちが普段しているような試合をしてもやられてしまう相手で、入りは前からプレッシャーをかけることができ良かったが、一瞬のスキを見せてしまったときに相手に点を決められてしまい0-2で前半を折り返した。後半に最初のワンプレーで失点をしてしまい最終的には0-5での敗戦となった。「いい攻撃をするためにいい守備から」というので、まずは守備からしっかりやれればと思った。

宮﨑悠斗(和光ユナイテッド川崎FC)
 試合を通して守備をしている時間がとても長くてあまり攻めることができませんでした。それは最初から自分たちがゴールへの意識が足りず積極的に攻めようとしていなかったからだと思います。でも後半の途中からみんながゴールを意識し始めて、攻められるシーンも多くなりました。個人的にはそのプレーを最初からやれていればよかったと思っているし、守備で身体を入れたあとに取られてしまい、もったいなく思ったので、次の試合ではボールを取った後を大切にしていきたい。チームとしての課題はベトナムの選手は全員がたくさんしゃべっているのに自分たちはあまり声を出していないのと、守備で負けないことだと感じました。

一日の振り返り

矢口颯人(FC川崎チャンプジュニアユース)

今日は、立ち上がりは少し良かったのですが、1点取られてからの心の切り替わりがよくなかったので、そこを注意してやっていきたい。どんな相手でも負けない!ということを意識して気持ちを入れてやっていきたい。

村井亮太朗(NPOエンジョイSC U-15)

入り方が良いか悪いかで試合の内容が変わってくることが分かった。次回の試合は大事な試合なので勝つことにこだわって順位決定戦に臨みたい。オフザピッチの場面もしっかりとした行動をとることができたので継続していきたい。

宮﨑悠斗(和光ユナイテッド川崎FC)

サッカー面では自分の課題、チームの課題もしっかりと見つかったし強いチームと試合をし、自分たちが成長できる要素がたくさんありました。このチャンスを逃さないために、チーム全員が共通した気持ちを持ち試合に挑みたいです。そして今日、交流パーティーをして、他のチームと交流をしました。最初はほかのチームの人と同じテーブルで食事をすると聞いてちょっと緊張しましたが、話をしていくうちにこの企画本質に近づけていけたのかなと思い、とてもいい経験ができました。